薄毛(AGA)改善に効果がある?今話題のノコギリヤシとは
ノコギリヤシという名前を聞いたことがあるでしょうか?
日本ではまだ馴染みの薄い植物ですが、近年では研究が進み健康への効果が高いと注目が集まってきました。
今回はノコギリヤシが持つ健康に嬉しい効果をお伝えします。
ノコギリヤシとは何?
ノコギリヤシはヤシ科の植物でハーブの仲間です。大きいものでは1mになるギザギザの葉っぱが特徴で、秋になると油分がたっぷり詰まった赤い実をつけます。
北アメリカ固有の種で、主に南東部に生息しています。ノコギリヤシの果実は、現地で古来から男性の滋養強壮に効果がある天然の薬として親しまれていました。
20世紀に入ると前立腺肥大症改善への効果が認められ、ヨーロッパでは医薬品として利用されるようになっています。
ノコギリヤシがもつ健康効果
民間療法で使われてきたノコギリヤシは実際にはどのような効果があるのでしょうか。
主なものを2つご紹介いたします。
前立腺肥大の予防と改善
ノコギリヤシの実には多くの脂溶性成分が含まれています。
その中のひとつである「β-シトステロール」という植物性ステロールを構成す00000る成分がヨーロッパ諸国でも医薬品として承認されている成分です。
前立腺肥大による排尿障害への効果が認められヨーロッパでは泌尿器科で広く普及しています。
前立腺肥大に関しては具体的な原因は判明していません。
しかし加齢により発症する男性が多く、尿道や膀胱を圧迫するために尿が出づらい・頻尿・残尿感など排尿に関する不快感をひきおこしてしまいます。
薄毛(AGA)予防
前立腺肥大予防に有効だと医療界でも利用されてきたノコギリヤシですが、近年では薄毛対策にも有効だということがわかってきました。
ノコギリヤシの成分が薄毛の原因になるホルモンを抑制する働きがあると言われているのです。
薄毛のメカニズムとは
「5αリダクターゼ」と男性ホルモンの「テストロテロン」が結合することによって「ジヒドロテストステロン」に変換されます。
この「ジヒドロテストステロン」が毛乳頭細胞に存在する「アンドロゲンレセプター」と結合することで、脱毛因子が放出され、薄毛が促進します。
ですから脱毛因子を必要以上に出さないために、「5αリダクターゼ」を必要以上に活性化させないことが重要になります。
ノコギリヤシから取れるエキスは以下の働きがあると考えられています。
- 「5αリダクターゼ」の発生を抑制
- 「5αリダクターゼ」と「テストロテロン」の結合を阻害
そのため薄毛予防にも効果が期待できると言われているのです。
まとめ
現在では身体への良い影響を認められ、日本でもノコギリヤシの成分を使ったサプリメントも多く販売されています。
加齢によって出てきやすい身体の不調改善に役立つノコギリヤシ。ぜひ普段の生活にも取り入れてみてください。