美容効果だけじゃない!ココナッツオイルの認知症予防効果

美容によいと人気のココナッツオイル。
実は認知症予防にも効果的なことをご存知でしょうか。

今回は意外と知られていない認知症予防についてご紹介します。

認知症予防に効果あり!ココナッツオイルの成分とは

ココナッツオイルが健康や美容に良いと注目される理由は、含まれている脂質の種類にあります。
ココナッツオイルは約60%「中鎖脂肪酸」で構成されているのです。

「中鎖脂肪酸」は普通の植物油に含まれる「長鎖脂肪酸」よりもエネルギーになりやすいことが特徴です。
「長鎖脂肪酸」のように体に蓄えられることなく、肝臓で分解されてすぐにエネルギーになります。

そのため健康的に生活するために必要な油分を摂取しながら、筋肉や脂肪にたまらないオイルとして人気が高いのです。
この「中鎖脂肪酸」が美容や健康だけでなく、認知症予防にも役立ちます。

ココナッツオイルが認知症予防に役立つ理由

中鎖脂肪酸は、認知症の中でもアルツハイマー型認知症の予防に効果があることが分かっています。
「中鎖脂肪酸」がエネルギーに分解されるときに発生する「ケトン体」が鍵になります。

脳の主なエネルギーは「ブドウ糖」です。

アルツハイマー病を発症すると、脳がエネルギー源である「ブドウ糖」を上手に使うことができなくなります。

「ブドウ糖」を使用できず、エネルギー不足になった脳は認知機能が低下したり、物忘れが多くなったりします。

そこでブドウ糖の代わりに脳のエネルギーとして働く「ケトン体」が必要になります。

この「ケトン体」を上手く作り出すことでアルツハイマー病を発症した方でも脳が正常な働きをできるようになるのです。

普段から「ケトン体」を摂取することによって、脳のエネルギーを絶やさず供給できます。
常に活発な状態を維持することによって認知症の予防をすることができます。

おすすめの摂取方法

ココナッツオイルからケトン体をうまく摂取するためには、一度に大さじ2杯ほど飲むことが必要になります。
ココナッツオイルは加熱しても非加熱でも構いません。

コーヒーに溶かす飲み方も有名ですが、炒め油に活用するのもいいでしょう。
また、サラダにかけるドレッシングにもおすすめです。

まとめ

ココナッツオイルが認知症予防に役立つ理由とおすすめの食べ方をご紹介しました。

認知症が気になる方はもちろん、頭を使った作業が多い方にもおすすめです。
日頃から食べる習慣を身に着けて認知症を予防しましょう