「腹八分目」が健康を保つカギ!医者いらずと言われるほどの効果と実践のポイント
「腹八分目に医者いらず」という言葉があるように、腹八分目におさえる食べ方は健康を維持するためにとても良い食べ方とされています。
どうして腹八分目は健康にいいのでしょうか?
この記事では腹八分目がおすすめの理由と、実践するコツを紹介していきます。
腹八分目とは?どれくらい?
「腹八分目」は食事を食べ終わったあと「もう少し食べられそう」と感じるくらいの満腹度です。
この「もう少し食べられそう」という感覚が分からないという方は、もしかすると食べるスピードが早すぎるかもしれません。
満腹度を感じる満腹中枢は、食べ始めてから15分〜20分経った頃から働きます。
つまり15分以内に食べきってしまうと、「もう少し食べられそう」という感覚を感じないままお腹がいっぱいになります。
感覚が難しければ物理的に8割と考えるのもいいでしょう。
いつもお腹いっぱい食べている人は20%から30%ほど量を減らしてみると分かりやすいかもしれませんね。
腹八分目の効果
腹八分目におさめることで健康寿命を伸ばし、また見た目の若々しさを保つことができると言われています。
まず満腹にならず腹八分目にすることで、内臓への負担を軽減できます。
胃は毎日消化のために働いており、たくさん食べると、それだけ多くのエネルギーを使います。
いつも満腹の状態だと消化に時間がかかり、胃に大きな負担がかかるのです。
胃が休む暇がないと、消化不良を起こしたり、胃へのストレスによって自律神経が乱れたりします。
腹八分目を意識した食事をしていれば胃が働きやすく、食べたものを効率よく消化してエネルギーにすることができます。
また腹八分目に量をおさえて、一定のカロリー制限をすることによって「サーテュイン」を活性化できるということも分かってきました。
サーテュインとは細胞の老化を遅らせる酵素です。
生きていくために必要な量のカロリーに留めることによって、サーテュインの機能が持続し、細胞が衰えて死滅するまでの時間が長くなります。
そのため若々しい見た目を維持することができるのです。
腹八分目を実践するコツ
それでは腹八分目を実践するためのコツを3つ紹介しましょう。
小分けにする
大皿から取る形式の食事だと、自分が食べた量を計りにくくなります。
一回の食事で食べる量をあらかじめ小分けにして並べることで、量をコントロールしやすくなるでしょう。
三食のリズムを整える
一日の食事のリズムを整えることで、お腹が空きすぎて勢いよく大量に食べることを防ぎます。
毎食腹八分目まで食べる必要はありません。
朝は軽いものでも構いませんから、食べる量が一食に偏りすぎないように心がけましょう。
よく噛んで食べる
一口ずつよく噛んで食べることで、満腹中枢が働きやすくなります。
また唾液がしっかり出るので、消化の助けにも。
どうしても早く飲み込んでしまうという方は、口に入れたら一度箸を置くなどすると、しっかり噛むことに集中できますよ。
まとめ
腹八分目が健康にいい理由と、実践するためのコツをお伝えしました。
腹八分目にする食事法は簡単に実践することができ、多くの健康効果を期待できます。
無理のない範囲でぜひ実践してみてください!