ミツバチ由来の成分を解説!「ハチミツ」「ローヤルゼリー」「プロポリス」の違いは?

「ハチミツ」「ローヤルゼリー」「プロポリス」といった栄養成分が入ったアイテムはドラッグストアなどでもよく見かけますよね。
どれもミツバチに関係しそうな成分だというイメージはみなさんお持ちかもしれません。

ミツバチが作り出すこれらの成分は似ているようですが、それぞれの効果は異なる部分が多くあります。
今回はミツバチ由来の成分の違いについて解説いたします。

ハチミツ、ローヤルゼリー、プロポリスの違い

まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。

ハチミツ

ハチミツはミツバチたちが保存食として巣に蓄えている蜜です。
花の蜜を採取して加工し、巣に保存することで作られています。

ハチミツは3000年以上前から食べられており、古くから生薬として親しまれていました。
ハチミツの糖分は消化のエネルギーを使わず直接体内に吸収しやすいため効率的なエネルギー補給をすることができます。

エネルギー補給ができるだけでなく生きていくために不可欠なビタミンやミネラルをはじめ、酵素やアミノ酸、ポリフェノールなど健康に嬉しい栄養素が数多く含まれており、その数はおよそ150種類あると言われています。

ローヤルゼリー

ローヤルゼリーとは女王蜂だけが食べることができる特別なものです。

花の蜜や花粉にミツバチの体液を混ぜたものを熟成して作られています。
生のローヤルゼリーはハチミツと違って、爽やかな酸味が特徴です。

ローヤルゼリーはハチミツよりも40種類も多い栄養が含まれており、エネルギー補給だけでなく、滋養強壮にも効果的とされています。
ローヤルゼリーだけに含まれているヒドロキシデセン酸は免疫力をあげるために良いことが知られており、血圧を抑えたり糖尿病の対策にも役立ちます。

女王蜂のためだけに作られるローヤルゼリーは女性に嬉しいサポート効果も。
体内で女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするため、更年期障害の症状を緩和できる効果が期待できるのです。

プロポリス

プロポリスはミツバチが蜂の巣を保護するために使われる巣の材料の一種です。
樹脂と、ミツバチが作るミツロウ、花粉などを混ぜ合わせて作られます。

巣を守る成分ですから雑菌の繁殖を防ぐ働きをしてくれます。
そのため、風邪やインフルエンザの予防や回復に有効です。
花粉やアトピーなどのアレルギー対策にも期待が持てます。

また物忘れ防止や、肥満などの抑制にも効果があることが分かっており、健康な体で長生きするためのサポートをしてくれる栄養です。

どれがおすすめ?

ハチミツ、ローヤルゼリー、プロポリスそれぞれの特徴をご紹介しました。
どれも栄養が豊富で体に良い効果がぎゅっと詰まっています。

それぞれのいいところを引き出すために、場合によって選ぶのもいいでしょう。
おすすめのタイミングをご紹介します。

  • ハチミツ:疲労回復、手軽な栄養補給
  • ローヤルゼリー:疲れがひどい時、生活習慣病予防、更年期の女性
  • プロポリス:免疫力を上げたいインフルエンザや風邪の予防

どの栄養素も飴や清涼飲料水などに加工され摂取しやすいアイテムも揃っています。
ぜひ日常にうまく取り入れてみてください。

まとめ

「ハチミツ」「ローヤルゼリー」「プロポリス」の違いについて解説しました。

どの成分もミツバチが一生をかけて作ったもので、自然の恵みが凝縮されています。

たくさんの製品がありますから、自分好みのものを選んで日々の健康に役立てましょう。